翻訳と辞書
Words near each other
・ アレクサンドラ (フレゼリクスボー女伯)
・ アレクサンドラ (ユーゴスラビア王妃)
・ アレクサンドラ (レディ・オギルヴィ)
・ アレクサンドラ (ロシア皇后)
・ アレクサンドラ (小惑星)
・ アレクサンドライト
・ アレクサンドラスタン
・ アレクサンドラス・カリヨタイティス
・ アレクサンドラス・チャルトリスキス
・ アレクサンドラトリバネアゲハ
アレクサンドラン
・ アレクサンドラ・アルギルダイテ
・ アレクサンドラ・アルドリッジ
・ アレクサンドラ・アレクサンドロヴナ
・ アレクサンドラ・イエヴレワ
・ アレクサンドラ・イオシフォブナ
・ アレクサンドラ・イオシフォヴナ
・ アレクサンドラ・ウォズニアク
・ アレクサンドラ・ウォズニアック
・ アレクサンドラ・オギルヴィ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

アレクサンドラン : ウィキペディア日本語版
アレクサンドラン
アレクサンドラン(または十二音綴alexandrine)は詩における韻律の行、つまり詩行(詩句)の一種。英語詩でも使われ、その場合はアレクサンドル格と訳される。アレクサンドランはバロック時代のドイツ文学や、近・現代のフランス語詩で一般的である。イギリス演劇でも、古い時代に使われることは多かったが、クリストファー・マーロウウィリアム・シェイクスピアによって弱強五歩格にとって代わられた。
==音節からなる韻文==
フランス文学の中で使われるようなSyllabic verse(音節からなる韻文、または詩)の中で、アレクサンドランは1行が12音節から成っている。アレクサンドランは、6音節目と7音節目の間にカエスーラ(中間休止、句切れ)を挟むことによっておのおの6音節ずつに2等分されるのが最も一般的である。
ピエール・コルネイユジャン・ラシーヌの劇作は典型的に、押韻したアレクサンドランの二行連で構成されている。次の2行はコルネイユの『ル・シッド』(第4幕第3場)からである(「//」はカエスーラ)。
:Nous partîmes cinq cents ; // mais par un prompt renfort
:Nous nous vîmes trois mille // en arrivant au port
次にあげるシャルル・ボードレールの『宝石』は19世紀フランス語詩でのアレクサンドランの典型的な使用例である。
:La très-chère était nue, // et, connaissant mon cœur,
:Elle n'avait gardé // que ses bijoux sonores,
:Dont le riche attirail // lui donnait l'air vainqueur
:Qu'ont dans leurs jours heureux // les esclaves des Mores.
ポール・エリュアールのような20世紀のシュルレアリストさえも、時々アレクサンドランを使った。次の3行は『L'Égalité des sexes』(『Capitale de la douleur』に収録)からである。
:Ni connu la beauté // des yeux, beauté des pierres,
:Celle des gouttes d'eau, // des perles en placard,
:Des pierres nues // et sans squelette, // ô ma statue
この3行目のように、2つのカエスーラを挟んでおのおの4音節ずつに3等分されることもある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アレクサンドラン」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.