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アンクル・トムの小屋[あんくるとむのこや]
『アンクル・トムの小屋』(Uncle Tom's Cabin)はアメリカ合衆国のストウ夫人(ハリエット・ビーチャー・ストウ)の小説。「トムじいの小屋」、または原題どおり「アンクル・トムズ・キャビン」とも。 == あらすじ == 本作は初老の黒人奴隷トムの数奇で不幸な半生を描いている。 シェルビー家に仕えていた黒人奴隷トムは、主人の息子ジョージから慕われて幸福な日々を送っていたが、そのシェルビー家が困窮したためにジョージと別れて売られていくことになる。売られていく途中、船で出会った白人少女のエヴァンジェリンを救ったことで仲良くなり、彼女に友達として愛される。しかし、その後にエヴァンジェリンは病死し、トムの理解者だったエヴァンジェリンの父も事故死してしまい、トムは奴隷に冷たかったエヴァンジェリンの母によって悪辣な農場主レグリーに売られてしまう。レグリーの元で残虐な扱いを受けたトムは、最後にはレグリーに暴行されて死亡する。死の直前にトムは、彼を買い戻しに駆けつけたジョージと再会し、そのジョージによって丁重に葬られた。ジョージは奴隷解放、制度廃止の運動に身を投じる。 この作品はトムの受難に関するものと、トムと一緒に売られそうになったハリー坊やとその両親がカナダに逃げ延びるまでのものとの二本立てになっており、後者は子供向けに翻案された作品では省かれていることが多い。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アンクル・トムの小屋」の詳細全文を読む
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