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アンソニー・リード(Anthony Reid、1939年 - )は、オーストラリアの歴史家。 東南アジア史の研究で知られる。ケンブリッジ大学で博士号取得。イェール大学、オークランド大学などを歴任したのち、オーストラリア国立大学で教壇に立ちつつ、著書「Southeast Asia in the Age of Commerce 1450-1680」において、「交易の時代(Age of Commerce)」という概念を提示した。彼によれば、各地の交易圏が結びつけられ、いわゆる「世界の一体化」が進んでいく15世紀半ばから17世紀末までにおいて、東南アジア世界が、その広域ネットワークにおける中心的な役割を果たしたという。この著作で高い評価を受け、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の東南アジアセンター教授に就任した。2002年には福岡アジア文化賞学術研究賞を受賞。 ==著作== *''The contest for North Sumatra: Atjeh, the Netherlands and Britain, 1858-1898'', University of Malaya Press, 1969. *''The Indonesian national revolution, 1945-1950'', Longman, 1974. *''The blood of the people: revolution and the end of traditional rule in Northern Sumatra'', Oxford University Press, 1979. *''Southeast Asia in the age of commerce, 1450-1680, vol. 1: The lands below the winds'', Yale University Press, 1988. :『大航海時代の東南アジア 1450-1680年(1)貿易風の下で』、平野秀秋・田中優子訳、法政大学出版局, 1997年 *''Southeast Asia in the age of commerce, 1450-1680, vol. 2: Expansion and crisis'', Yale University Press, 1993. :『大航海時代の東南アジア 1450-1680年(2)拡張と危機』、平野秀秋・田中優子訳、法政大学出版局, 2002年〔上記二冊については誤訳を指摘する学者もいる。〕。 *''Charting the shape of early modern Southeast Asia'', Silkworm Books, 1999. *''An Indonesian frontier: Acehnese and other histories of Sumatra'', KITLV Press, 2005. *''Imperial alchemy: nationalism and political identity in Southeast Asia'', Cambridge University Press, 2010. *''To nation by revolution: Indonesia in the 20th century'', NUS Press, 2011. 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アンソニー・リード」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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