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アンダークロック (Underclocking) とは、クロック同期設計の機器の動作クロックの周波数を下げること。オーバークロックの逆である。以下主にパーソナルコンピュータで行われるそれについて説明する。 アンダークロックの目的は、消費電力や発熱の低減、およびそれに伴う冷却システムの静音化・簡素化・長寿命化である。また組み込み・動作可能なCPUクロックに上限がある場合もあり、そのためにソフトがインストール及び使用可能な上限までクロック周波数を下げる目的で実施されることもある。 オーバークロックと違い、基本的には動作を安定化させ、不安定にすることは少ない。しかし、ディジタル回路は、場合によってはクロックを止めたり1Hzといった極端な低速でも正常に動作するよう設計されていることもあるが(「(完全)スタティック設計」と言う)、多くは一定以上のクロックを必要とする(「ダイナミック設計」)。このため、定格として最高だけではなく最低動作周波数も示されている場合があり、その周波数より下げることは、動作を不安定にするリスクがある。 ==実施方法== 主に、BIOSの設定、マザーボード上のジャンパピン、ディップスイッチを操作して設定を行う。設定するポイントは2つあり、ひとつはベースクロックを低くすることと、もう一つはCPUクロック倍率を下げることである。両方を下げることもできる。 そういった設定が用意されていないコンピュータでは、クロックモジュールの交換、配線パターン変更など「改造」の領域となる。 以後の説明は、動作クロックを変更しやすいIntel社のIntel Core 2 Quad Q6600を、汎用的なマザーボードに搭載し、ベースクロックは266MHz、クロック倍率は9倍にしている状態を基準にして行う。設定変更の操作に関してはマザーボードの設計に依存するが、どの方法をとっても同じ結果が得られるため特に定めない。また、ベースクロックの周波数の小数部分は切り捨てて表記する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アンダークロック」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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