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アンチパターン (英: anti-pattern) とは、ある問題に対する、不適切な解決策を分類したものである 〔 "As described in Long (2001), design anti-patterns are 'obvious, but wrong, solutions to recurring problems'." 〕〔 "...common approaches to solving recurring problems that prove to be ineffective. These approaches are called antipatterns."〕。語源は、ソフトウェア工学におけるデザインパターンである。 主に失敗した開発プロセスに焦点を当てて失敗に陥るパターンを類型化する。そうすることで、そのような事例の早期発見と対応策に関しての提案を目的とする。 競合状態が発生するソフトウェア開発や保守性の低いソースコードなどが主な例である。 アンチパターンという呼び方は、が1995年に作り出したもので〔 〕、後に書籍''The patterns handbook''〔「アンチパターンは一般的なパターンとよく似ており、パターンが問題の解決方法を提供するが、アンチパターンは一見問題の解決方法に見えて実際はそうではない」〕で再掲された。 ギャング・オブ・フォーの書籍『オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン』からヒントを得て、書籍''AntiPatterns''が出版され、3年後には「アンチパターン」という単語はソフトウェアの設計から一般的な社会の相互作用についても広く用いられるようになった。''AntiPatterns''の著者によれば、アンチパターンと単なる悪癖、悪習などと区別するには二つの要素があるという。 * 動作やプロセス、構造についての繰り返されるパターンで、最初は有益だと思えるが、最終的に悪い結果をもたらすもので、 * リファクタリングするための方法が存在し、文書化され、実例で証明されており、再現可能であること 数多く挙げられたアンチパターンは、矛盾した言葉を侮蔑的に用いた新しい用語で呼ばれ、可能なら避けられるべき、単なる誤り、未解決の問題、悪習以上の意味を持っている。「落とし穴」や「暗黒のパターン」とも呼ばれる別の呼び方があるが、これは、悪い問題の解決策が再発明されることを指す。こうしたアンチパターンの候補は、公式にアンチパターンとは考えられない。 繰り返される間違いを記述することによって、繰り返しにつながる力学的な構造や、誤ったパターンを取り除くようリファクタリングする方法を学習することができる。 ==よく知られるアンチパターン== 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アンチパターン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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