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アンツ環礁 : ウィキペディア日本語版
アンツ環礁[あんつかんしょう]

アンツ環礁()は太平洋北西部、カロリン諸島の環礁。ポンペイの西海岸に位置する小さな環礁で、北北西にはパキン環礁も存在し、これらの島々はを形成している〔Bendure, G. & Friary, N. (1988) ''Micronesia:A travel survival kit.'' South Yarra, VIC: Lonely Planet〕。アント環礁とも。
欧州人で最初の到達者はであり、彼の死の直前の1529年9月14日にからヌエバ・エスパーニャの航路の途中で到達している〔Brand, Donald D. T''he Pacific Basin: A History of its Geographical Explorations'' The American Geographical Society, New York, 1967, p.122〕〔Sharp, Andrew ''The discovery of the Pacific Islands'', Clarendon Press, Oxford, 1960, p.20,23〕。その後アルバロ・デ・メンダーニャ・デ・ネイラの航海中の死の後に船長を引き継いだペドロ・フェルナンデス・デ・キロスが1595年12月23日に''San Jeronimo''号で立ち寄っている〔Coello, Francisco "Conflicto hispano-alemán" ''Boletín de Sociedad Geográfica de Madrid'', t.XIX. 2º semestre 1885, Madrid, p.296〕。
アンツ環礁はダイビングやスノーケリングで観光客に人気であり、ヒメクロアジサシなどの海鳥の生育地となっている。環礁はNanpeiファミリーが所有し常にファミリーのメンバーがポンペイ島を行き来している。島全体がポンペイ州の法律によってサンクチュアリーに指定されているため釣りには許可が必要になる。島に渡る場合は事前に許可が必要で、入島料金をあらかじめ払わなければならない場合がある。2014年になってパシャ島に簡素な宿泊施設とレストハウスとトイレが建てられた。
== 註 ==



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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