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アンティーク・ジュエリー : ウィキペディア日本語版
アンティーク・ジュエリー
アンティーク・ジュエリー(、)とは、製作されてから100年以上を経過した宝飾品で、骨董的価値を持つ装身具のこと。主に欧米で作られたものについていう。
市場に出回るのは製作から200年以内のものがほとんどという事情もあり、アール・ヌーボーアール・デコ期のジュエリーについては、正確にはまだ100年を経ていなくてもアンティーク・ジュエリーとして認められることが多い。あまり高価な素材を使わずに大量生産されたアクセサリーの場合は、コスチューム・ジュエリーと呼ばれる。
近代ではもっぱら装飾のために用いられるが、ジュエリーはもともと衣服を留めるための実用品であり、富を保管する役割を兼ね備えたところから始まっている。初期には、骨や歯、貝や木や石といった自然物が素材である。多くの場合、それをつける人のステータスを示すために作られ、その人物が死ぬと埋葬品ともなった。
==形状と機能==

古来、ジュエリーはさまざまな理由で用いられてきた。

* 実用 (衣服の留め具、髪をまとめるヘアピン。時計は時間を知るため)
* 象徴 (共同体や民族、信教)
* 目印 (社会的な地位、結婚指輪は人と人の関係)
* 魔除け (護符・お守り) 〔http://www.farlang.com/gemstones/kunz-magic-jewels/page_360 Magic Of jewels: Chapter VII Amulets〕
* 着用者の状態 (愛情のしるし、服喪中、幸運)〔
* 芸術性の表現
ほとんどの文化はある時点で、多量の富をジュエリーに換えて保管しようとする。結婚持参金代わり、貯蓄のため、あるいは富を顕示するためジュエリーを利用する文化も多い。またさらに、通貨や取引の材料として使われてきた。
ジュエリーが実用目的で使われた歴史は長い。事実、元来はブローチやバックルなど純粋な実用品だったものが、やがて機能が満たされるとさらに装飾品として発展したのである〔Holland, J. 1999. The Kingfisher History Encyclopedia. ''Kingfisher books''.〕。さらに時代を下ると身体にピアスなど装身具をまとい、特定の集団内でグループへの帰属や勇気の象徴とする一方、一般社会で容認されている習俗ではない。
ジュエリーはまた特定のグループへの帰属を象徴し、キリスト教十字架ユダヤ教ダビデの星などがこれに当たる。身分を表す頸飾、人間関係のしるしとして欧米の夫婦が着ける結婚指輪が相当する。 (勲章も参照。)
護符や信仰の証を身に着けて保護を願ったり悪を遠ざけようとする習俗は万国ほぼ共通で、アンクなどシンボル、石や植物や動物あるいはハムサなど身体の一部、あるいはイスラム圏で身に着けるクルアーンの1節を記した飾り文字〔台座。原語でAl-Baqara 255 あるいは Ayatul Kursi (Arabic: آية الكرسي ‎ ʾāyatu-l-kursī) といい、(クルアーンの) 神学的に重要な第255節。「全宇宙を統べる神の力」という意味を強調する。〕などが例に挙げられる〔Morris, Desmond. ''Body Guards: Protective Amulets and Charms''. Element, 1999 ISBN 1-86204-572-0〕。
芸術性の表現はごく初期においても明らかに意識されていたが、他の上記のような役割を優先させることが多かった。19世紀の終わりごろにピーター・カール・ファベルジェルネ・ラリックのような巨匠の作品で、ようやく実用性や財産性よりも芸術的表現が価値として優先され始める。この傾向は現代まで続き、ロバート・モリスのような芸術家へと引き継がれた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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