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アンディ・フグ(Andy Hug、男性、1964年9月7日 - 2000年8月24日)は、スイス・ボーレン出身の空手家、キックボクサー。本名はアンドレーアス・フーク(''Andreas Hug''〔アンドレェアス:andréːas〕〔フゥク:húːk〕 ドイツ語辞書による)。 == 概要 == 得意技は踵落とし、下段後ろ回し蹴り(フグトルネード)、左フック。入場時にはゴットハードの『Fight for Your Life』(邦題:闘え!アンディ・フグ)やクイーンの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」をテーマ曲に使用していた。 家族は、妻・イローナと息子・セイヤ(空手の掛け声から命名)の2人。 勝ちも負けもKO決着が多い、倒すか倒されるかの選手であった。ピーター・アーツ、アーネスト・ホースト、マイク・ベルナルドと共に創成期のK-1四天王として君臨し、K-1ファイターの中では決して大きくない体で、負けても負けても立ち上がる不屈の戦いぶりとリベンジマッチでの強さ、彼が得意としていた踵落とし等の華麗な技、そしてCMやテレビ番組で見せるユーモア溢れる人柄も併せ、K-1の人気を押し上げることに大きく貢献した。 さらにアンディの母国スイスでK-1の大会が開催されると必ず凱旋試合を戦い、全戦全勝を収めている。しかも相手はいわゆる噛ませ犬などではなく、ピーター・アーツ、マイク・ベルナルド、ミルコ・クロコップ、ステファン・レコといった世界トップクラスの強豪と戦って勝利している。また、K-1スイス大会でのアンディの試合のスイス国営テレビの平均視聴率は必ず50%を超えており、アンディが日本とスイスの両国で英雄であったことが分かる。 彼の得意技である踵落としについてはテコンドーのネリチャギとの類似性が見られるが、本人の生前のインタビューでは、空手の蹴り技の一つ「内回し蹴り」を応用した技だと語り、ネリチャギ自体は踵落としを使うようになった後で知ったとのことである。増田章は「踵落しよりも下段回し蹴りが強烈だった。アンディの素晴らしい所は踵落しで攻撃を散らし、決め技の下段回し蹴りに繋げて相手を倒していた〔増田章 『吾 武人として生きる』 東邦出版、2009年(平成21年)、94-95頁。ISBN 978-4809407680〕」と述べている。実際、第4回オープントーナメント全世界空手道選手権大会では桑島靖寛、アデミール・ダ・コスタをその流れで一本勝ちを奪っていた。 2000年に急性前骨髄球性白血病(APL)により35歳で死去し、多くの格闘技ファン・関係者に衝撃を与えた(詳しくは後述)。 雑誌のインタビューでは、息子セイヤは幼い時に父が死去した為あまり記憶が無いと語っており、格闘技を嗜んでいた時期もあったが俳優を目指している。妻イローナは「アンディは人の頼みごとを断らない性格だった。負けず嫌いで気は強かったが蛇だけは苦手だった」と語っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アンディ・フグ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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