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アンディ・マッキー(Andy McKee, 1979年 - , カンザス州トピーカ生まれ)はアメリカのアコースティック・ギタリスト。CANdYRATレコード所属。その珍しい演奏スタイルと作曲の才能のために、厚い支持がある。2006年後半、自身の代表曲である"Drifting"の演奏を収めたクリップはYouTubeのトップ・ページ"Featured Video"に採り上げられ、2006年11月までに500万近くの閲覧数を集めた。 == 生い立ちと経歴 == 1979年、米カンザス州生まれ。初めてギターを手にしたのは13歳の時で、父親が買ってくれたアリアのナイロン弦の物だった。始めのうちは練習に乗り気ではなかったものの、エレキ・ギター好きのいとこが学び続けるようにとやる気を起こさせたのだという。最初、主にハードロックやヘヴィメタルの興味があったようだ。彼が語るには、16歳の誕生日に「音楽クリニック」でプレストン・リードのライブ演奏を観た後、本人から教育用ヴィデオを買い求め、より複雑なギター・テクニックを学び始めたという。またこの時期、高校を中退していたのだが、GED(大学入学資格検定試験)で資格を得た。続く5年間、彼は マイケル・ヘッジス、ドン・ロス、ビリー・マクラフリン、パット・カートレー、トミー・エマニュエルらのギタリストからインスピレーションを得ながら自身の上達に努めていった。 2001年、初アルバム 『ノクターン』を発表した。同年、カンザス州ウィンフィールドで行われた第3回ナショナル・フィンガースタイル・ギター・コンペティションに、最年少で出場し、高順位を得た。2003年には台湾でジャック・ストッェム、中川イサト、岸部眞明らとツアーを行い、同年カンザス・ミサレイニアス・アコースティック・インストルメント・コンテストに出場、一位に選ばれている。このとき使用したロン・スピラーズ製ハープギターは2002年にスティーヴン・ベネットStephen Bennettから購入したものである。 2004年、2枚目のアルバム『ドリームキャッチャー』をリリースした。ここでは以前共に多数のツアーをこなしたことがあるベーシスト、マイケル・マンリングと演奏する曲をタイトルに掲げることができた。またこの年、彼はカンザス・フィンガースタイル・ギター・コンペティションで1位、カナディアン・フィンガースタイル・ギター・コンペティションで2位を獲得している。 2005年には中川イサトの招聘によって初来日を果たし、その後『Glory』を発表。中川へのトリビュート・ナンバー「Nakagawa-san」が収録。 彼のCD、『アート・オブ・モーション』Art of MotionはCANdYRATレコードから2006年に発表された。これにより、彼はドン・ロスのようなアコースティック・ギタリストから相応の賞賛を得るようになった。現在、好きなアーティストの一人として注目し続けていたロスと同じレーベルに籍を置いている。 2007年に2度目の来日。同年に『The Gate of Gnomeria』を発表。ビョークの代表作「Venus As A Girl」を巧みな多重録音で表現するなど、ギター・ソロの枠にとらわれない音楽的実験が新境地として見られた。 2008年、畏友ドン・ロスとのデュオ作『Thing That Came From Somewhere』を発表。 2010年、アルバム『Joyland』を発表。また、リー・リトナーのアルバム『シックス・ストリング・セオリー』で2曲にフィーチャリング・ゲストとして参加した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アンディ・マッキー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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