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アンブロキソール
アンブロキソール (英語・)は、去痰薬に属する医薬品で、痰の喀出に困難を伴う急性および慢性の下部気道症状の治療、および急性の咽頭部痛を緩和するのに用いられる。アンブロキソールは、アンブロキソール塩酸塩(塩酸アンブロキソール)の形態で、点滴剤、シロップ剤、錠剤、徐放性カプセル、発泡錠、吸入剤といったさまざまな剤形で投薬される。のどの炎症にはトローチ剤も適用される。 アンブロキソールはブロムヘキシンの活性代謝物である。 == 薬理作用 ==
=== 去痰作用 === アンブロキソールは、痰に含まれるムコ多糖を分解する酵素を活性化することで、気管支内の痰の粘性を低下させる。さらに、気管支の繊毛の運動を亢進させ、肺胞のサーファクタント(肺胞の表面張力を維持しているリン脂質で、細菌や異物から肺胞を保護する)の生成を促す。このようにして、肺胞や気管支における表面活性物質の生成と分泌とを促す。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アンブロキソール」の詳細全文を読む
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