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アンボイナガイ : ウィキペディア日本語版
アンボイナガイ

アンボイナガイ、学名 ''Conus geographus'' は、新腹足目イモガイ科に分類される巻貝の一種。インド太平洋サンゴ礁域に広く分布する。口内に猛を注入する毒針を隠し持ち、刺毒による死者や重症者が多いことで知られる。日本の貝類図鑑では単にアンボイナと表記されることも多い。沖縄県ではハブガイ(波布貝)、ハマナカー(浜中)とも呼ばれる〔吉良哲明, 1959. アンボイナ, 「原色日本貝類図鑑」増補改訂版, 37図版, 98p. 保育社〕〔波部忠重小菅貞男, 1996. アンボイナガイ, 「エコロン自然シリーズ 貝」改訂版, 37図版, 94p. ISBN 9784586321063, 保育社〕〔小菅貞男, 1994. アンボイナ, ポケット図鑑「日本の貝」261p. ISBN 4415080480, 成美堂出版〕〔新城安哲・大嶺稔・吉葉繁雄, 1996. 「アンボイナ刺症の1症例とイモガイ刺症の問題点」 , 沖縄県衛生環境研究所報第30号,43-52p〕〔行田義三, 2003. アンボイナ, 「貝の図鑑 採集と標本の作り方」104-105p., 138p. ISBN 4931376967, 南方新社〕〔奥谷喬司, 2006. アンボイナガイ. 奥谷喬司・楚山勇 新装版山渓フィールドブックス 4「サンゴ礁の生きもの」152p. ISBN 4635060616, 山と渓谷社〕。

==形態==
殻高10cm前後だが、大型個体は殻高13cmを超え、イモガイ類の中でも大型種である。貝殻はイモガイ類にしては薄く、殻口が広い。特に殻底付近で殻口が幅広く開く。螺塔(巻き)は低いが肩はよく角張り、ごく低い結節(角状の突起)が並ぶ。貝殻の色は褐色-赤褐色で、白い三角形の鱗雲のような斑点が多数散らばる。雲状斑が少ない領域もあり、遠目に見ると体層に2-3本の色帯があるように見える〔〔〔〔〔〔。
三角斑のあるイモガイは他にも多く知られるが、本種の三角斑は縁取りの線がなく、かすれる。近縁のシロアンボイナ ''C.(G.) tulipa''は殻表の白色部が多く殻口内が紫色を帯びること〔、ムラサキアンボイナ ''C.(G.) obscurus'' は螺塔の結節がなく紫色が強いことで区別できる。
歯舌は長さ1cm・太さ0.2-0.3mmほどで、魚の小骨のような形状だが、長い毒管を通じて毒嚢に繋がる。先端に「返し」もあり、刺さると抜けにくい。歯舌は口内の歯舌嚢に収納しているが、餌を捕食する時にから突き出し、刺したものに毒を注入する。吻は殻高と同程度の長さに伸ばすことができる〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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