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アンボレラ科 : ウィキペディア日本語版
アムボレラ科[あむぼれらか]

アムボレラ科 (Amborellaceae) は双子葉植物で、ニューカレドニアの山地に生育する常緑低木 ''Amborella trichopoda'' 1種のみからなる。
クロンキスト体系ではクスノキ目に入れている。しかし分子系統学的にはすべての被子植物単子葉植物も含む)からおそらく最も早い時期に分化した、すなわち現生の被子植物で最も原始的な植物と考えられ、植物学的に注目される。APG植物分類体系では1種のみで独立の目アムボレラ目としている。
は常緑で互生し、単葉で鋸歯があり、長さは8-10cmほど。は径4-8mmでまばらな花序をなし、花被片がく片花弁ははっきり分化しない)は数枚でらせん状に配列する。両性花で1つの花に数個の雄蕊雌蕊を含むが、個体ごとにその一方のみが成熟し、事実上雌雄異株となる。果実は赤い液果で種子を1個含み、長さは5-8mm。
希少な植物で、生育地の開発などにより絶滅が危惧されているが、いくつかの植物園で栽培されている(下記外部リンク等)。
==外部リンク==

* Amborellaceae in Stevens, P. F. (2001 onwards). Angiosperm Phylogeny Website Version 7, May 2006 more or less continuously updated since .
* Amborellaceae in L. Watson and M.J. Dallwitz (1992 onwards). The families of flowering plants : descriptions, illustrations, identification, and information retrieval.

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アムボレラ科」の詳細全文を読む



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