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ア・クイック・ワン : ウィキペディア日本語版
ア・クイック・ワン

ア・クイック・ワン』 (''A Quick One'') は、イギリスロックバンドザ・フーの2作目のアルバム。1966年12月9日リリース。発売元はリアクション・レコード。アメリカでは収録曲を差し替え、『ハッピー・ジャック』のタイトルで、1967年5月にリリースした。発売元はデッカ・レコード。全英4位〔WHO | Artist | Official Charts 〕、全米67位〔The Who - Awards : AllMusic 〕を記録。『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』に於いて、384位にランクイン〔500 Greatest Albums of All Time: The Who, 'A Quick One Happy Jack' | Rolling Stone 〕。
== 解説 ==
プロデュースは、当時バンドのマネージャーであったキット・ランバート。シングル「ハッピー・ジャック」と同時発売された。1stアルバム『マイ・ジェネレーション』ではカバー曲が3曲あったが、本作ではマーサ&ザ・ヴァンデラスの「恋はヒートウェーヴ」1曲のみとなっている。また、本作の大きな特徴として、メンバー全員が最低1曲以上自作曲を提供している点が挙げられる。これはザ・フーの全てのオリジナル・アルバムで本作が唯一である。またピート・タウンゼントの曲が全10曲中4曲と半分に満たず、これもザ・フーの全オリジナル・アルバム中本作のみである。アルバムジャケットのデザインはアラン・アルドリッジ〔レコード・コレクターズ増刊『ザ・フー アルティミット・ガイド』(2004年)7頁。〕。
本作が製作・発表された1966年は、デビュー時のプロデューサー、シェル・タルミーとの版権をめぐる法的な争いや、かねてからの問題であったメンバー同士の衝突が激化し、ロジャー・ダルトリーキース・ムーンが一時バンドを脱退するなど〔『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』アンディ・ニール、マット・ケント著、佐藤幸恵、白井裕美子訳、シンコーミュージック刊、2008年、102頁。〕、苦難続きの1年であったが、そのような事情を感じさせないほどポップで前向きな楽曲が並んでいる〔レコード・コレクターズ増刊『ザ・フー アルティミット・ガイド』(2004年)99頁。〕。前作『マイ・ジェネレーション』は一触即発の最悪な雰囲気の中でレコーディングされたが〔『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』アンディ・ニール、マット・ケント著、佐藤幸恵、白井裕美子訳、シンコーミュージック刊、2008年、74頁。〕、本作のレコーディングは「最初から最後まで楽しいものだった」とタウンゼントは振り返っている〔『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』アンディ・ニール、マット・ケント著、佐藤幸恵、白井裕美子訳、シンコーミュージック刊、2008年、104頁。〕。また最終曲の「クイック・ワン」は、ランバートの助言から生まれたオペラ風の組曲で、後の史上初のロック・オペラ・アルバム『トミー』の布石とも言える作品である〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ア・クイック・ワン」の詳細全文を読む



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