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書籍「奇跡講座」の原題「''A Course in Miracles''(ア・コース・イン・ミラクルズ)」の略。「奇跡のコース」「奇跡についてのコース」「奇跡の学習コース」「奇跡の道」「奇跡の講座」とも訳される。ACIM、コースと呼ばれることが多い。'A Course in Miracles''(ア・コース・イン・ミラクルズ)」の略。「奇跡のコース」「奇跡についてのコース」「奇跡の学習コース」「奇跡の道」「奇跡の講座」とも訳される。ACIM、コースと呼ばれることが多い。'(ア・コース・イン・ミラクルズ)」の略。「奇跡のコース」「奇跡についてのコース」「奇跡の学習コース」「奇跡の道」「奇跡の講座」とも訳される。ACIM、コースと呼ばれることが多い。 == 概要 == イエス・キリストから来たとされるインスピレーションをヘレン・シャックマン(Helen Schucman)助教授(医療心理学 アメリカ・ニューヨーク州コロンビア大学)が文章化し、ウィリアム・セットフォード(William Thetford)教授(臨床心理学 同大学)が編集、ケネス・ワプニック(Kenneth Wapnick)博士(児童心理学)が校正。3人が専門としていたフロイト派心理学のフレームワークが反映されており、エゴを、人類が共有するひとつの#心が患った根源的精神疾患と捉え、これを治癒する心理療法的アプローチとして#赦しの効用を説く。(チャネリングや自動書記というのは一部誤り→#由来) 過去や未来(#時間)は、エゴが意識に投影した幻影に過ぎず、自分の外にあるはずの#世界も実際は心理的投影であり、この幻に操られて自他を裁く感情を正当化している限り、"現実"は決して認識されないとする、挑戦的な世界観(不二一元論)を669ページのテキストで詳説。いかなる例外も設けない、#赦しの実践がもたらす内なる平安のみが、意識に投影された世界の悪夢を治癒し、万人共通の#心をリアルな世界(無条件の#愛)へ回復させることができる(#奇跡)として、これを1年かけて独習する488ページのワークブックにまとめている。 1976年に出版。20か国語に翻訳され、累計販売数は200万部以上。書籍のジャンルとしては精神世界・心理学に、思想的には不二一元論に分類され(#他の思想との関連性)、心理学的にはポスト・フロイト主義に近い(#フロイト派心理学の関連用語)。ジェラルド・ジャンポルスキーが晩年のウィリアム・セットフォードと協同して、ACIMの心理学における#赦しのプロセスを応用したアティテューディナル・ヒーリングという心理療法を創出し、彼の400万部のベストセラー『愛とは、恐れを手放すこと』(ISBN 4763184431)と相まって世界的に受け入れられている(日本支部の代表は水島広子元衆院議員)。 「世界はエゴの幻影にすぎず、現実のみが神である」とするなど、ニュー・エイジと対立するものの、エゴの本質・赦しの効用・今を生きる価値といったテーマを自己啓発の著名教師たちが引用してポピュラーなテーマとなったことから、精神世界にも一定の#影響力を持つ。(i.e. 「#愛の反対は憎しみではなく、恐れである」というフレーズはACIMが初出) #用語はフロイト派心理学のものとキリスト教のものが使用されているが、キリスト教とは神学を異にする(#キリスト教との比較)。アメリカの新宗教を専門とするJ. Gordon Melton博士によると、組織を必要とせず独学できる『履修課程(A Course)』として#構成されているため、宗教組織に幻滅したクリスチャン層に人気がある。シャックマンやセットフォードたちが属していたニューヨークのインテリ層からムーブメントが始まったこともあり、読者に知的職業従事者の割合が高いことも特徴。 ナチュラル・スピリット社から2010年12月4日に邦訳が出版(邦題『奇跡のコース』)。これとは別にFIP公認版の邦訳も中央アート出版社より出版された(邦題『奇跡講座』)。個人の試訳(邦題『奇跡の道』)も有料で入手できる。(#翻訳) JACIMにて、ACIMの公式組織FACIMを主宰するケネス・ワプニック博士の概説・用語集を日本語で読むことができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ACIM」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 A Course in Miracles 」があります。 スポンサード リンク
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