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アーキテクチャ記述言語(Architecture Description Language、ADL)とは、ソフトウェアアーキテクチャやシステムアーキテクチャを記述するためのコンピュータ言語または概念モデルである。ソフトウェア開発者がアーキテクチャについてやり取りする場合や、開発者と発注元との認識あわせに使う。また事業体モデリングでも使われる。 ソフトウェア工学分野では、Acme(CMUが開発)、AADL(SAEが標準化)、C2(UCIが開発)、Darwin(インペリアル・カレッジ・ロンドンが開発)、Wright(CMUが開発)などがある。 ISO/IEC/IEEE 42010 (Systems and software engineering — Architecture description)では、アーキテクチャ記述言語を「アーキテクチャ記述で使用される任意の表現形式」と定義し、ADLに最低限要求されることを示している。 事業体モデリングの分野では企業レベルのアーキテクチャ記述言語が開発されている。例えば、ArchiMate(The Open Group)、DEMO、ABACUS(シドニー工科大学が開発)などがある。これらは必ずしもソフトウェアコンポーネントなどを記述しないが、アプリケーションのアーキテクチャをソフトウェア技術者に伝えるのに使われる。 以下では主にソフトウェア工学でのADLについて解説している。 == 概要 == アーキテクチャを記述するための標準的記法(ADL)があれば、開発者間の対話、初期段階の決定の具体化などで作業がスムーズに進行する。また、ADLで書いたものを遠隔地とやり取りすることもできる。 従来、アーキテクチャと言えば、単に四角形を線で繋いだような図を指していた。そのような図で、コンポーネントの役割/特徴、コンポーネント間の関係、システム全体の振る舞いなどが定義されていた。ADL はアーキテクチャを形式的に表現する言語的手法であり、従来の手法の欠点を補う。また、洗練されたADLはアーキテクチャにおける設計上の決定の早期分析と実現可能性の評価を考慮している点も重要である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アーキテクチャ記述言語」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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