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アーチェリーパラドックス : ウィキペディア日本語版
アーチャーのパラドックス
アーチャーのパラドックス(archer's paradox)とは、が非センターショットのから射出される時、矢の軸がたわみ、蛇行することに関係する現象アーチャーズパラドックスアーチェリーパラドックスとも言われる。
== 概説 ==

アーチャーのパラドックスという用語は1930年代にロバート・P・エルマー (Robert P. Elmer) によって造り出された。矢が発射される瞬間にたわみ、そして真直ぐに戻る際に正しい進路に戻るために、適切な柔らかさ「スパイン」でなくてはならないという考え。
パラドックスという言葉は、的の中心を射抜くために、矢が的の中心ではなくわずかに側面に向けられなくてはならないという事実によりつけられた。
比較的弱い力の弓は、より柔らかいスパインの矢を必要とする。(本当に、脊椎(spine)のように、矢がたわむ)比較的弱い力の弓は、矢をたわませる効果が少ないので、矢が進路を定める前に弓幹を回り込むことが容易でなければならない。
逆に、強い力の弓は、より硬いスパインの矢を必要とする。矢に対して弓幹を回り込ませる効果が大きいからである。
図が示すように、弓に対して硬すぎるスパインの矢はあまりたわまず、弦が弓幹に近付くにつれて矢は弓と反対の方向にそれることになる。柔らかすぎるスパインの場合、矢がより大きくたわみ、弓と同じ側に的を通り越した方向に射出させられることになる。
アーチェリーでは、アーチャーのパラドックスを代償するため、プランジャーが発明された。(プランジャーボタン、クッションプランジャー、プレッシャーボタン、あるいはその発明者、ヴィック・バーガー (Vic Berger) にちなみ、バーガーボタンとも言われる)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アーチャーのパラドックス」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Archer's paradox 」があります。



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