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アーチャー自走榴弾砲[あーちゃーじそうりゅうだんほう]
アーチャー自走榴弾砲(アーチャーじそうりゅうだんほう、、)は、スウェーデンとノルウェーが共同で開発した新世代の自走榴弾砲である。 == 概要 == アーチャーは、ボルボ建設機械製の6×6(六輪駆動)ダンプトラックA30Dのシャーシを基にし、荷台部分に52口径155mm榴弾砲FH77/Bを搭載した砲塔を搭載している。この砲塔は自動装填装置によって完全に無人化されており、砲塔に搭載された砲弾と発射薬の装填作業と射撃はすべてキャビンからの指示と操作に基づいて自動的に機械が行う。そのため、数分で何十発もの砲撃が可能となっている。また、GPSを内蔵した榴弾が発射可能となっており、長距離からの精密射撃も可能である。 キャビンには操縦士を含めて4名が搭乗しており、配置を開始してから砲撃を行い撤収するまでの一連の作業において一切キャビン外部に出る必要がなく、砲撃準備および撤収までの移行時間も約30秒以内と短縮化されている。運転席は厚さ8cmの防弾ガラスで覆われており、銃撃にも耐えうる。キャビンの屋根の上にはコングスベルグ・ディフェンス&エアロスペース製のプロテクター M151RWSを介してブローニングM2重機関銃が1挺搭載されており、これも車内からの遠隔操作で照準と射撃が可能である。 給弾はアーチャーに横付けしたクレーンを備えた補給専用のトレーラーから砲塔の右側から砲弾21発を砲塔の左側から装薬126包を給弾する事が出来る。給弾は砲塔のハッチの窪みに入れた後にスイッチを押すと電動で中の弾倉に送り込まれる仕組みで、少人数で短時間で迅速に作業を完了する事が出来る。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アーチャー自走榴弾砲」の詳細全文を読む
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