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アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦()は、アメリカ海軍のミサイル駆逐艦の艦級。イージスシステムを搭載したイージス艦であり、海上自衛隊が保有するこんごう型・あたご型護衛艦に影響を与えた艦でもある。 == 概要 == アメリカ海軍のミサイル駆逐艦。イージスシステムおよびトマホーク武器システムを搭載しており、元来はイージス艦として防空艦の任務を想定していたが、戦略環境の変化に伴い、現在では、海賊の取り締まりやトマホークによる対地攻撃など、様々な任務を遂行している。 高価なイージスシステム搭載艦ではあるが、効率的な設計により、実に60隻以上にもおよぶ大量建造を実現した。なお、これは、第二次世界大戦後にアメリカ海軍が建造した水上戦闘艦としては最多である。 1番艦の艦名の由来になっているのは、第二次大戦で活躍したアーレイ・バーク提督。1996年1月1日に彼が死去した際には哀悼の念を表するため、就役済の全アーレイバーク級駆逐艦が1分間、31ノットで航行した。これは、第二次大戦で彼が「31ノット・バーク」の異名で呼ばれていたことに由来している。 本級は継続的な改良を続けており、イージスシステムによる優れた防空能力、トマホーク巡航ミサイルによる精密対地攻撃能力に加え、後期建造艦では多目的ヘリコプターを搭載、さらに現在ではミサイル防衛能力も保有しつつあり、あらゆる種類の戦闘に対応できる優秀な戦闘艦となった。 なお、2005年にスプルーアンス級駆逐艦が全艦退役したため、アメリカ海軍が保有する駆逐艦は本級とズムウォルト級ミサイル駆逐艦のみである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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