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アーンスト・アンド・ヤング (Ernst & Young、略称EY) は、ロンドンを本拠地とし世界各国で会計、税務、アドバイザリー・サービスなどのプロフェッショナル・サービス事業を展開するサービス企業である。 デロイト トウシュ トーマツ、KPMG、プライスウォーターハウスクーパースと並び、世界4大会計事務所 (Big 4) の一角を占める。また、世界第3位のプロフェッショナルファームである。世界150ヶ国、700都市に展開している。 == 沿革 == EYは多くの会計事務所の合併の結果成立した。もっとも古いパートナーシップは、1849年にイングランドで開業したハーディング&プレイン(Harding & Pullein)である。同年アメリカ人のフレデリック・ウィニー(Frederick Whinney)が事務所に入り、1859年にはパートナーとなった。彼は同じく会計士となった息子たちもパートナーとし、事務所名を1894年にウィニー・スミス&ウィニー(Whinney, Smith & Whinney)に変えた。 1903年、アメリカ合衆国のクリーブランドではアーウィンとセオドアのアーンスト兄弟によりアーンスト&アーンスト(Ernst & Ernst)が設立され、1906年にはシカゴでスコットランド系人のアーサー・ヤングがアーサー・ヤング&カンパニー(Arthur Young & Company)を設立した。 1924年にはこれらアメリカの会計事務所は、イギリスの重要な会計事務所との間で提携を結んだ。アーサー・ヤングはブローズ・パターソン&カンパニー(Broads Paterson & Co.)と、アーンストはウィニー・スミス&ウィニーと提携した。この提携関係は後に国際間合併へと進んだ。1979年、まずアーンスト&ウィニー(Ernst & Whinney)が成立し世界第4位のファームとなった。1989年、業界4位のアーンスト&ウィニーと業界5位のアーサー・ヤングは合併し、アーンスト&ヤング(EY)が誕生した。 合併前、各ファームは顧客である多国籍企業へのサービスのため世界各国に事務所を開いていた。1979年、アーサー・ヤングのヨーロッパにおける複数の事務所が地元の大手会計事務所に加わり、これらはアーサー・ヤング・インターナショナルの会員ファームとなった。1989年の大合併でEYが成立すると、世界各地の旧アーンスト&ウィニーの事務所と旧アーサー・ヤングの会員ファームが次々合併した。 EYはさらにグローバル化に向け約140の加盟国を4つの統合されたエリア(アメリカズエリア、アジアパシフィックエリア、日本エリア、EMEIAエリア(欧州・中東・インド・アフリカ)に再編し、世界のあらゆるマーケットで均一で高品質なサービスを提供できる体制を整備している。それぞれの地域は、世界本部の役員会への参加者であるエリア・マネージング・パートナーのもと、単一の管理部門を置き、ビジネスモデルの統一を進めている。 このうち、日本エリアは新日本有限責任監査法人を中心とするEY Japanのみで構成されており、同法人の理事長が日本エリアのエリア・マネージング・パートナーとして世界本部の役員会へ参加している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アーンスト・アンド・ヤング」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ernst & Young 」があります。 スポンサード リンク
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