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イアン・アンダーソン(Ian Anderson, 1947年8月10日 - )は、イギリス出身のミュージシャン。ロック・バンド、ジェスロ・タルのリーダーとして知られる。 ==経歴== 1968年にジェスロ・タルのメンバーとしてデビュー。楽曲制作やヴォーカリスト、またギターやフルートなどの演奏もこなし、バンドの中心的な役割を果たした。特に、フルートは彼の代名詞でもあり、ジェスロ・タルの音楽世界を巧みに演出する効果もあった。 デビュー時から独自の世界観を築いており、高い評価を得ていた。セールス面でも英・米ともに成功を収め、1970年代を中心に熱烈な支持を集めた。 中世ヨーロッパを彷彿とさせる幻想的なサウンドを得意とする。トラッド・ミュージックや民謡などにも傾倒しており、その音楽性はジェスロ・タルのサウンドに顕著に表れている。 しかし、メンバー・チェンジや音楽性の変化などもあり(特に80年代前期の作品では当世のニュー・ウェイヴ的なアプローチを導入していた)、1980年代にはバンドとしての活動が停滞する。アンダーソンもソロ・アルバムを発表するなど、活動は散漫になっていく。副業に専念するとして音楽活動からの引退を発表したこともある。 その後、音楽業界にカムバックを果たし、独自の路線を進み続けている。リッチー・ブラックモアとの交友関係もありブラックモアズ・ナイトのデビューアルバム『シャドウ・オブ・ザ・ムーン』や、マジェランの『ハンドレッド・イヤー・フラッド』にも、フルート奏者としてゲスト参加した。 フルートを使うきっかけは、自分よりギターの演奏が上手な連中ばかりを見てきて、他の楽器に転向しようと考えて楽器店を訪問し、店員に「ここに置いてあるヴァイオリンとフルート、どちらが簡単に演奏できる?」と質問したところ、「フルートのほうです」と言われたからである。 音楽活動以外には、魚の養殖業を営む実業家という側面も持っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イアン・アンダーソン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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