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イオンモール名取(イオンモールなとり)は、仙台空港アクセス線沿いの宮城県名取市・なとりりんくうタウンに所在するショッピングセンターである。 == 概要 == ダイヤモンドシティが宮城県名取市の仙台空港臨空都市に建設したショッピングセンターで〔“ダイヤモンドシティ、東北最大級SC「エアリ」2月28日オープン”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2007年1月31日)〕、仙台空港線・杜せきのした駅の南側にあり〔、同駅とペデストリアンデッキと建物の2階で〔“DC仙台名取着工 核店舗の百貨店「誘致は難しい」”. 河北新報(河北新報社). (2006年4月9日)〕直結している〔“名取三越閉店、驚き広がる 進む街づくりに痛手”. 河北新報(河北新報社). (2008年9月26日)〕。 2006年(平成18年)4月8日の起工式の時点では「ダイヤモンドシティ仙台名取ショッピングセンター(仮称)」とされていたが〔、同年9月27日に名取市の仙台空港の近隣にあることなどから「ダイヤモンドシティ・エアリ」と名づけられた〔“東日本最大級のリージョナルSC 「DIAMOND CITY airy」(ダイヤモンドシティ・エアリ) 正式名称決定”. タイハン特報 (大量販売新聞社). (2006年10月2日)〕。 また、起工式の時点ではジャスコ以外の核店舗として百貨店を招致したいとの意向を持っていた選定を進めていたものの実際の招致は困難との見通しをダイヤモンドシティが示していたが〔、三越名取店が入居することになった〔。 なお、シネマコンプレックスの併設は起工式の時点で計画の中に含まれていた〔。 敷地面積158,000m²に3階建て延床面積117,000m²という大規模なショッピングセンターで〔、2007年(平成19年)2月28日の開業時点では〔、ジャスコ新名取店と三越名取店を核店舗に172のテナントが入居する〔2核1モール型のショッピングセンターであった〔。 このうち、三越は武蔵村山店に続く郊外型ショッピングセンターへの出店で〔売場面積は13,480m²で売場面積18,685m²のジャスコと共に核店舗となっていた〔。 当施設は仙台市南部に位置する半径10キロメートル圏内の約43万人を基本商圏としつつも福島県や山形県からの集客を目指しており〔、初年度売上は330億円を見込んでいた〔。 実際、当施設を含めて2007年(平成19年)以降に仙台市や名取市に大規模商業施設が複数開店したことで山形県では消費の県外流出を加速し、山形県の2012年度(平成24年)買い物動向調査で山形市では10人に1人が仙台地区で買う品物もあるなど山形県からの買い物流出率は同年度で約1.2%に達するに至ったと山形県商工労働観光部が調査結果を分析している〔“山形から仙台へ 買い物客の流出進む山形市”. 河北新報(河北新報社). (2013年9月5日)〕。 また、当施設はファッション関連のショッピングセンターへの出店常連企業で構成される研究会SPACによる2006年(平成18年)春から2007年(平成19年)春に開業した主要大型ショッピングセンターの成績を出店したテナント企業のアンケート回答の集計で、集客力と利益では5位となり、同期間における新設ショッピングセンターの中で上位10施設の一つとの評価を受けた〔小島健輔 『最新SCを格付け評価する』 月刊販売革新 2007年6月号 (商業界)〕。 ところが、翌年2008年(平成20年)には来店者数が対前年比で約10%減少し〔、同年春に行われた2006年(平成18年)秋冬から2008年(平成20年)春に開業した主要大型ショッピングセンター45施設の成績を、出店したテナント企業のアンケート回答の集計では、評価を大きく落としている〔小島健輔 『SC大異変にかく対応せよ』 月刊販売革新 2008年7月号 (商業界)〕。 また、開業初年度に売上高が目標の60億円を大きく下回る約37.5億円と低迷して約5.7億円の営業赤字となったうえ〔“三越、全国6店舗の閉鎖発表 名取は来年3月1日”. 河北新報(河北新報社). (2008年9月26日)〕、主力店舗が軒並み減収に陥った影響で不採算店舗の見直しが行われたことなどにより〔“2008年度百貨店調査、高コスト是正待ったなし、不振店の閉店相次ぐ”. 日経MJ(日本経済新聞社). (2009年8月12日)〕、2009年(平成21年)3月1日に〔名取三越は閉店した〔。 2009年(平成21年)11月13日に三越の撤退跡に家電量販店や100円ショップを入居させるなどの改装を行って新装開店した〔。 ダイヤモンドシティとしては全国24箇所目の出店で〔(2007年1月19日)〕、開業時点では東北最大級のショッピングセンターと言われていた〔。 運営会社のダイヤモンドシティがイオンモールと2007年(平成19年)8月21日に合併したことに伴って運営母体がイオンモールとなり〔“イオン、大型SCで中国進出に本腰 開発会社合併効果を発揮”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2007年8月22日)〕、「イオンモール名取エアリ」〔に名称変更された。 なお、イオンモールが運営するショッピングセンターの名称をイオンモールの後に所在地名を付ける形に統一することになったため〔“イオンモール 15店名を変更”. 中日新聞 (中日新聞社). (2011年9月22日)〕、2011年(平成23年)10月21日「イオンモール名取」に名称変更された〔。 また、核店舗の「ジャスコ新名取店」〔は2011年(平成23年)3月1日にイオングループの総合スーパーをイオンに店名統一する〔“総合スーパー名「イオン」に統一、ジャスコ、サティの屋号消滅”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2011年3月2日)〕ことに伴って「イオン新名取店」に改称した。 そのほか、シネマコンプレックスの「ワーナー・マイカル・シネマズ」は運営会社の「ワーナー・マイカル」が「イオンシネマズ」と2013年(平成25年)7月1日に合併して「イオンエンターテイメント」となるのに伴い、劇場名を「イオンシネマ」に変更することになった〔“イオン、「ワーナー・マイカル・シネマズ」の劇場名を「イオンシネマ」に変更”. 日刊工業新聞(日刊工業新聞社). (2013年6月12日)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イオンモール名取」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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