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水などある種の溶媒の分子は、プロトンの供与および受容の両方を行うことができる。このような溶媒中では、一部の溶媒が溶媒同士でプロトンを授受し、イオン化している。この平衡を溶媒の自己解離(じこかいり)と呼ぶ〔IUPAC Gold Book - autoprotolysis 〕。 == 定義 == 溶媒分子を、プロトンを明らかにして HSol と書くと、この溶媒の自己解離平衡は : 2 HSol H2Sol+ + Sol− と書くことができる。例えば、 : 水: 2 H2O H3O+ + OH− : メタノール:2 MeOH MeOH2+ + MeO− である。ただし、遊離のプロトンが存在しているわけではなく常に溶媒和している。プロトンを受容した溶媒陽イオンをリオニウム (lyonium)、プロトンを供与した溶媒陰イオンをリエイト (lyate)と呼ぶ〔N. Bjerrum, 1935.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「自己解離」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Self-ionization of water 」があります。 スポンサード リンク
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