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イキシオリリオン科 : ウィキペディア日本語版
イキシオリリオン科[いきしおりりおんか]

イキシオリリオン科(イキシオリリオンか、学名:)は、単子葉植物で 1のみからなる小さな属。かつてはヒガンバナ科に含まれたため、の1つにもされたが、遺伝子レベルでの解析に依る、APG植物分類体系ではキジカクシ目に属す単型の科とされた。
中央アジアに4種 1変種 が自生する小さな属である。耐寒性の秋植え球根で、根元から出るは非常に細く、は4月から5月に咲き、濃い青紫の散形花序で、細い花弁は外に反り返り、属名の様に、ユリの花を小さくした花である。国内でも球根が売られており、花壇鉢植え切り花に利用されている。日本国内では殆どがイキシオリリオン・タタリクム (Ixiolirion tataricum (Pall.) Schult. et Schult. f., 1829) が普及したが、耐暑性が劣るので衰退し始めている。これは耐寒性の秋植え球根で、根元から出る葉は非常に細く、アヤメ科イキシア属 (Ixia) の様に細く外観が似ているため、同時に花はユリのようであることから、造語でイキシオリリオン (Ixiolirion) と名付けられた。
==最新の種一覧==
最近、遺伝子レベルでの分類により、APG植物分類体系を使用して以下の4種1変種に集約された。
* イキシオリリオン・フェルガニクム Kovalevsk. et Vved., 1961
* イキシオリリオン・カラテギヌム Lipsky, 1900
* イキシオリリオン・ソンガリクム P.Yan, 1996
* イキシオリリオン・タタリクム (Pall.) Schult. et Schult.f. in J.J.Roemer et J.A.Schultes, 1829(syn : (Labill.) Schult. et Schult. f., 1829、syn : Fisch. et C.A.Mey. ex Ledeb., 1852)
 * イキシオリリオン・タタリクム 変種 イクシオリリオイデス (Pall.) Schult. et Schult.f. in J.J.Roemer et J.A.Schultes var. (Regel) X.H.Qian, 1984

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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