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イギリス副首相 : ウィキペディア日本語版
イギリスの副首相[ぐれーとぶりてんおよびきたあいるらんどれんごうおうこくのふくしゅしょう]

グレートブリテン及び北アイルランド連合王国の副首相(グレートブリテンおよびきたアイルランドれんごうおうこくのふくしゅしょう、)は、イギリス内閣における役職の一つである。2015年5月8日より空席。
== 概要 ==
イギリスの副首相は常設のポストではなく、首相によって副首相が任命されたときのみ在任する。他の閣僚と同様、国王によって認証が行われる。類似した役職として、同じく非常設のポストである筆頭国務大臣があるが、こちらは名誉職であり、他の閣内大臣によって兼任されることが多い(副首相自身が筆頭国務大臣を兼ねている場合もある)。
イギリスにおいて最初に副首相という役職が登場したのは、ウィンストン・チャーチル政権下の1942年のことである。当時のイギリスでは、第二次世界大戦遂行のため挙国一致大連立内閣が形成されており、庶民院下院)で第1党の保守党の党首チャーチルが首相を務める内閣に、下院第2党である労働党の党首クレメント・アトリーが副首相として入閣した。
第二次世界大戦後のイギリスでは再び単独政権の時代が長く続き、副首相の任命が行われないことも少なくなかったが、2010年に行われた総選挙では、どの政党も単独では下院の過半数の議席を獲得できない「ハング・パーラメント」と呼ばれる状態となった。その結果、保守党と自由民主党の2党によって戦後初となる連立政権が発足し、保守党党首デーヴィッド・キャメロンが首相を務める内閣に、連立のパートナーとなった自由民主党の党首ニック・クレッグが副首相として入閣した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「イギリスの副首相」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Deputy Prime Minister of the United Kingdom 」があります。



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