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英国病[えいこくびょう] 英国病(えいこくびょう)またはイギリス病とは、経済が停滞していた1960年代以降のイギリスにおいて、充実した社会保障制度や基幹産業の国有化等の政策によって社会保障負担の増加、国民の勤労意欲低下〔英国病('76) 月刊基礎知識 自由国民社 2002年4月号(2009年9月13日閲覧)〕、既得権益の発生〔英国病('86) 月刊基礎知識 自由国民社 2002年4月号(2009年9月13日閲覧)〕等の経済・社会的な問題が発生した現象を例えた日本における用語である。 1960〜1970年代のイギリスは、労使紛争の多さと経済成長不振のため、他のヨーロッパ諸国から「ヨーロッパの病人(Sick man of Europe)」と呼ばれていた〔"The real sick man of Europe " ''The Economist'', May 19, 2005.〕。 ==イギリス社会主義==
===ゆりかごから墓場まで=== 1946年に労働党のアトリー内閣はベヴァリッジ報告書に基づいて、国民が原則無料で医療を受けることが出来る国民保健サービス法と、国民が老齢年金と失業保険を受け取ることが出来る国民保険法を制定した。また、1948年には政府が生活困窮者を扶助する国民扶助法と政府が青少年を保護する児童法を制定した。これらの政策によりイギリスでは「ゆりかごから墓場まで」と呼ばれる社会保障制度が確立されていった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「英国病」の詳細全文を読む
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