|
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国の首相(グレートブリテンおよびきたアイルランドれんごうおうこくのしゅしょう、)は、イギリス政府の長、連合王国内閣総理大臣である。イギリスにおける実質的な行政権を掌握している。 == 概要 == 以下に述べる歴史的経緯から、現在のイギリスの首相の正式な肩書きはグレートブリテン及び北アイルランド連合王国首相 兼 第一大蔵卿 兼 国家公務員担当大臣(Prime Minister, First Lord of the Treasury and Minister for the Civil Service of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)となる。 イギリスにおける今日的な意味での最初の首相は、1721年に第一大蔵卿(First Lord of the Treasury)に就任し、内閣が議会に対して責任を負う議院内閣制の基礎を築いたロバート・ウォルポールであると考えられている。首相は2015年現在に至るまでも第一大蔵卿を兼務する。一般にイギリス首相官邸とされるダウニング街10番地は、正式には第一大蔵卿官邸であるが、これもウォルポール以来の慣習である。 イギリスで「首相(Prime minister)」という役職が法律で定められたのは1937年のことで、この年までは「首相」という語は大臣法に無かった。ただし、外交文書ではこれよりも前に「首相」という語が使われている。また1968年11月1日の行政改革で、国家公務員(Her Majesty's Civil Service)〔直訳は「女王陛下の官吏」 国王が男性か女性かで呼称もその時々により変動する〕の長として官僚達を指揮する国家公務員担当大臣(Minister for the Civil Service)が設けられると、首相がこれをも兼務する事となった。 なお、第二大蔵卿は財務大臣である。これを補佐する財務省首席政務官は閣議に参加する。この職掌は予算折衝で各省の主張と国策との総合的な調整を担っている。税制改正は財務大臣の専権事項であり、各省に相談すらしない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イギリスの首相」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Prime Minister of the United Kingdom 」があります。 スポンサード リンク
|