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イサミ・ドイ(Isami Doi, 1903年 - 1965年)は、アメリカ合衆国の版画家、画家。 == 生涯 == ハワイ州オアフ島に生まれた。家族とともにカウアイ島に移り、以来同島カラヘオ(Kalaheo)に住んだ。 ドイはハワイ大学で2年間、コロンビア大学で5年間、さらにパリで1年間、絵を学んだ。ニューヨークに1938年まで滞在し、それからハワイに戻ると、版画、描画、金属細工を教える一方で、1929年にサン・フランシスコのガンプスがホノルルにオープンしたS. and S. Gump's store、後にはミングス・ジュエリーのために宝石をデザインした。 1929年4月、ホノルル美術館(Honolulu Academy of Arts)で、カウアイ山を描いた風景画と15点の版画をフィーチャーしたイサミ・ドイ初の個展が催された。ドイの初期の作品はくすんだ灰褐色と茶色で描かれ、慎ましいエロスを持っていた。中期はギリシア・ローマから受け継がれた象徴、たとえばケンタウロスや壊れた柱、スフィンクスなどを描いた。以降のドイの作品は、精神性を深め、炎と光を示すオレンジ色と朱色を使った、純粋な抽象作品に接近した。単純化された釈迦の形はドイの瞑想を象徴する記号だった。1960年代の後期作品では、ドイはそうしたシンボルを捨て去って、カウアイ島の絶壁を精神的な存在と見て描いた。ドイは1965年にハワイで死去。 イサミ・ドイの作品は以下のところに所蔵されている。ハワイ州立美術館(Hawaii State Art Museum)、ホノルル美術館、ネルソン=アトキンス美術館(Nelson-Atkins Museum of Art、カンザスシティ)、スミソニアン・アメリカ美術館(Smithsonian American Art Museum、ワシントンD.C.)、ミシガン大学美術館(University of Michigan Museum of Art、アナーバー)、他。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イサミ・ドイ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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