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イストリア語 (イストリアご)は 、アドリア海北部のイストリア半島西部の海岸部、とくにクロアチアのロヴィニ(,)とヴォドニャン(,)で話されるロマンス諸語のひとつである。 ==分類== イストリア語はラディン語と関係のある、ロマンス諸語の一つである。イタリアの言語学者マッテオ・バルトリによれば、ラディン語が用いられる地域は西暦1000年までは拡大し、イストリア半島南部からフリウーリ、スイスの東部にまで広がったとされる〔Bartoli, Matteo. ''Le parlate italiane della Venezia Giulia e della Dalmazia''. Tipografia italo-orientale. Grottaferrata 1919.〕 。 イストリア語には歴史上常に非常に限られた数の話者しかおらず、その特異性のためにイストリア語の分類は不明確なままであるが、次のような見方がある。 *ヴェネト語にもガロ・イタリア語にも属さない独立した北イタリア語とする(言語学者Tullio De Mauro や Maurizio Dardanoの意見)。 *北イタリアのヴェネト語と現在は消滅したダルマチア語の移行地域におけるひとつのバリエーションとする。 *イタロ・ダルマチア語のなかの独立した言語であるとする。 *独立したロマンス語のひとつであるとする〔Ethnologue entry for Istriot 〕。 イストリア半島がイタリア王国の領土であった時、イストリア語は公的にはヴェネト語の下位方言であるとみなされていた〔Tagliavini, Carlo. ''Le origini delle lingue neolatine''. Patron Ed. Bologna 1982.〕 。 なお、イストリア語話者が自らの言語をさして「イストリア語」と称したことはなく、もともとは、イストリア語を話す6つの都市の名前にちなんで6つの呼称があった。「イストリア語」の呼び名は 19世紀のイタリアの言語学者 Graziadio Isaia Ascoli によって作られたものである。 現在話者はおよそ 1000 人で、消滅危機言語のひとつとなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イストリア語」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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