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イズゴイ()とは、キエフ・ルーシ期において、自身の所属していた環境・社会層から脱した人々を指した用語である。スラヴ祖語の「生活の外」という意味の言葉に由来する。 ノヴゴロド公フセヴォロド(在位:1117年 - 1136年)による、教会に関する法令においては、イズゴイは幅広い意味を有する用語として記載されている〔И. И. Срезневский «Материал для словаря древнерусского языка», т. I, СПб., 1893〕。この法令からは、「イズゴイには3種類ある。すなわち、学識のない司祭の子、支払いによって自由の身となった奴隷(ホロープ(ru))、金貸し商人のことである。また孤児となった公(クニャージ)は第4のイズゴイである」という主旨の文章が確認できる。また、教会の庇護民を指す言葉でもあった〔田中陽兒「キエフ国家の解体」p122〕。 イズゴイのうち、公のイズゴイ(イズゴイ・クニャージ)には、上記の孤児のほかに、父や親族から分領地をもらえない公も含まれていた。これらの継承権のないイズゴイ・クニャージの中には、領土を獲得するために、遊牧民の援助を得て正当な公に戦争を挑んだものもあった。 ==関連項目== イズゴイ・クニャージ関連 *クニャージ : 公国の公。 *ヴェリーキー・クニャージ : 大公国の公。 *ウデリヌィー・クニャージ : 分領公国の公。 *スルジィリィー・クニャージ(ru) : 主に軍事に従事するために採用された公。勤務公。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イズゴイ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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