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イセエビ
イセエビ(伊勢海老、伊勢蝦、学名:、)はイセエビ科に属するエビの1種。広義にはイセエビ科の数種を指す。熱帯域の浅い海に生息する大型のエビで、日本では高級食材として扱われる。新年の季語。〔『俳句歳時記 第4版』角川学芸出版、2008年、ISBN 978-4-04-621167-5〕 == 特徴 == 体長は通常20 - 30cmほどで、まれに40cmに達するものもいる。重さは大きなもので1kg近くになる。体型は太い円筒形で、全身が暗赤色で棘だらけの頑丈な殻におおわれ、触角や歩脚もがっしりしている(まれに青色の個体も存在する)。エビ類の2対の触角はしなやかに曲がるものが多いが、イセエビ類の第二触角は太く、頑丈な殻におおわれる。第二触角の根もとには発音器があり、つかまれると関節をギイギイと鳴らし威嚇音を出す。腹部の背側には短い毛の生えた横溝がある。オスメスを比較すると、オスは触角と歩脚が長い。メスは腹肢が大きく、第5脚(一番後ろの歩脚)が小さな鋏脚に変化している。 学名の属名 "" はヨーロッパ産のイセエビ科 属のアナグラムで、種小名 "" は「日本の」の意である。英語では "Spiny lobster" (棘だらけのロブスター)と呼ばれる。ただし狭義のロブスターはザリガニ下目・アカザエビ科(ネフロプス科)・ロブスター属に分類される甲殻類を指す言葉であり、下目レベルでイセエビとは異なる。広義にはロブスターは大型の歩行型エビ全般を指す総称であり、イセエビをロブスターの一種とみなすのは、その意味では間違いではない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イセエビ」の詳細全文を読む
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