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イソブチレン : ウィキペディア日本語版
イソブテン

イソブテン (isobutene) またはイソブチレン (isobuthylene) とは分子式 C4H8、示性式 CH2=C(CH3)2 と表される工業的に重要な炭化水素で、枝分かれ状に 4 個の炭素を持つアルケンブテンの構造異性体のひとつ。可燃性を持ち、常温常圧で無色の気体。
== 用途 ==
イソブテンは合成中間体としてさまざまに用いられる。メタノールエタノールと付加させると、ガソリンの添加剤として用いられるメチル''tert-''ブチルエーテル (MTBE) やエチル''tert-''ブチルエーテル (ETBE) が得られる。やはりガソリンに加えられるイソオクタンも、イソブテンのアルキル化で合成される。メタクロレインの原料ともなる。フェノールもしくは 4-メトキシフェノールとイソブテンのフリーデル・クラフツ反応により、抗酸化剤のジブチルヒドロキシトルエン (BHT) やブチルヒドロキシアニソール (BHA) が作られる。また、イソブテンが重合するとポリイソブチレンとなる。ブチルゴムはイソブテンを含む共重合体である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「イソブテン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Isobutylene 」があります。



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