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イタリア・ギリシャ戦争 : ウィキペディア日本語版 | ギリシャ・イタリア戦争[ぎりしゃ いたりあせんそう]
ギリシャ・イタリア戦争(ギリシャ・イタリアせんそう)は1940年10月28日から1941年4月6日まで、枢軸国のイタリアと連合国のギリシアとの間で戦われた第二次世界大戦の戦争を指す。 ==背景== バルカン半島の一国家であるアルバニアを併合していたイタリア政府は、親英国であるギリシャを介して連合軍側がアルバニアやイタリア南部へ干渉してくる可能性を危惧していた。当時、北アフリカでも英軍との戦闘が行われており、徒な戦局拡大を避けるべきとの軍の反対を黙殺してベニート・ムッソリーニはギリシャへの遠征を命じた。ムッソリーニはアルバニアに駐屯する10万5000名に加え、本土から新たに召集した部隊6万名を加えた軍勢で攻撃を企てたが、時間の都合から新兵の多くは訓練が不十分なまま戦地に投入されており、錬度の面で問題があった。また同様に短期間で戦力を集める為にアルバニア人部隊も設立されたが、忠誠度は高いと言い難かった。更に戦車戦力の確保の為に、北アフリカに送る手筈だった1000輌の戦車を投じており、これによって北アフリカでの勝利の機会が永久に失われた。 その他にも冬季装備の欠乏や補給ルートの脆弱さ、地形に対する情報の少なさが指摘されていたが、ムッソリーニがこうした意見に耳を傾ける事は無かった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ギリシャ・イタリア戦争」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Greco-Italian War 」があります。
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