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イタリア王国[いたりあおうこく]
イタリア王国(イタリアおうこく、伊:)は、現在のイタリア共和国の前身となる王国。1861年に成立し、1946年に共和制へ移行した。 == 概要 == イタリア北西部とサルデーニャ島を領有していたサルデーニャ王国は、フランス帝国と結んでオーストリア帝国を破り、ヴェネト地方を除く北イタリアを統一した。続いてサルデーニャ王であったサヴォイア家のヴィットーリオ・エマヌエーレ2世は、ローマ以外の教皇領を併合して中部イタリアに領域を広げた。そして最後に両シチリア王国を滅ぼした英雄ジュゼッペ・ガリバルディが南イタリアを献上したことでイタリアの大部分を統合、かつてのナポレオンのようにヴェストファーレン条約によって廃止されていたイタリア王の称号を復活させ即位した。 民族統一思想(イリデンティズム)による大イタリア主義によって、統一後も未回収のイタリアと呼ばれる地域の併合が望まれ続けた。プラハ条約によるヴェネト回収を皮切りに、第一次世界大戦でチロル・イストリアなどを領有下に収めていった。また「遅れた先進国」として植民地の領有も盛んに推進され、伊土戦争の戦勝でリビアを初めての植民地として獲得、また、ドデカネス諸島を併合している。 領土拡大の野心は第二次世界大戦前後にピークに達し、コルシカ・フィウーメを回収した他、植民地としてエリトリア・エチオピア・ソマリランドを領有して、更にアルバニア(コソボ含む)・クロアチア・モンテネグロ・ギリシャを占領下ないし同君連合として支配した。だがこうした領域は第二次大戦での敗戦によって消失し、植民地を失った上で第一次大戦時点の領土に戻された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イタリア王国」の詳細全文を読む
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