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イタンキ浜は、北海道室蘭市みゆき町にある砂浜及びその地名。チキウ岬の北東に位置し、太平洋に面して約1.7kmの砂浜海岸を形成している。日本の渚百選に指定されている。 地名のイタンキとは、アイヌ語で「椀」を意味する。 夏季は海水浴で賑わうほか、北海道におけるサーフィンのメッカとしても有名。パラグライダーが飛ぶ姿も見られる。 ==地名の由来== 伝説によれば、かつて日高沿岸の村々が飢饉に襲われた際、村を捨てた人々がこの浜へ流れてきたが、そこで沖にある長い岩盤を「寄り鯨」と見間違え、焚火をしながら波打ち際に打ち上げられるのを待っていた。しかし岩盤が打ち上げられるはずも無く、数日後には薪も底をついたために大切な椀(イタンキ)までも燃やしてしまい、結局全員が餓死したという。そしてこの故事から、椀を意味する「イタンキ」が浜の名前になったといわれる。〔永田方正『北海道蝦夷語地名解』国書刊行会、1972年、190ページ参照。〕 また、この地はアイヌの人たちに「hum-us-ota(フムシオタ)」(音・する・砂浜)、「haw-an-ota(ハワノタ)」(声・する・砂浜)と呼ばれていたことから、調査したところ鳴き砂海岸であることが確かめられた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イタンキ浜」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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