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イダヴェル : ウィキペディア日本語版
イザヴェル
イザヴェル〔『エッダ 古代北欧歌謡集』などにみられる表記。〕(イザヴォル〔『北欧神話 宇宙論の基礎構造 巫女の予言の秘文を解く』(尾崎和彦白凰社明治大学人文科学研究所叢書〉、1994年、ISBN 978-4-8262-0077-6)などにみられる表記。〕、イザヴォッル〔『巫女の予言 エッダ詩校訂本』(シーグルズル・ノルダル著、菅原邦城訳、東海大学出版会、1993年、ISBN 978-4-486-01225-2)などにみられる表記。〕、イダヴェル〔『エッダ/グレティルのサガ』(松谷健二訳、筑摩書房〈筑摩文庫〉、1986年、ISBN 978-4-480-02077-2)にみられる表記。〕とも)(、。(イーダフェルト〔『アスガルドの秘密 北欧神話冒険紀行』(ヴァルター・ハンゼン著、小林俊明金井英一訳、東海大学出版会、2004年、ISBN 978-4-486-01640-3)にみられる綴りと表記。〕))は、北欧神話に登場する、アースガルズがつくられる神話上の場所である。
古エッダ』の『巫女の予言』第7節には、アース神族がイザヴェルに集まり、祭壇と神殿を築き、鍛冶場で黄金を鍛えてさまざまな道具を作る様子が描写されている〔『エッダ 古代北欧歌謡集』9頁。〕。
『巫女の予言』〔『エッダ 古代北欧歌謡集』14-15頁。〕および『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』第53章〔『エッダ 古代北欧歌謡集』279-280頁。〕では、ラグナロクを生き延びたアース神族がイザヴェルに集まり、ヨルムンガンドやラグナロク、死んだ オーディンらを懐かしむ。また神々の使った黄金製の将棋を草の中に見つける。そしてギムレーと呼ばれる場所から新しい時代が始まる。
「」の意味は、ドイツの研究者ミュレンホフは「休みない活動の場」、オランダの研究者デ・フリースは「輝く野」だとしている〔『エッダ 古代北欧歌謡集』17頁。〕 。
== 脚注 ==



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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