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イデアル類群[いであるるいぐん]
数学では、代数体 K (あるいは、もっと一般的にデデキント整域)の整数環)に対し、分数イデアル全体を JK とし、主イデアル(principal ideal)を PK としたとき、商群 JK/PK をイデアル類群(ideal class group)(あるいは類群)と言う。イデアル類群は、群をなすことが知られていて、一意分解が失敗するような拡大は、イデアル類群により記述される。(数体の整数環の場合に)この群が有限群であれば、群の位数を類数と呼ぶ。デデキント整域の乗法的理論は、密接にこのイデアル類群の構造と結ばれている。例えば、デデキント整域が自明であることと、整数環が一意分解整域であることとは同値である。
== イデアル類群の歴史と起源 == イデアル類群(もしくは、むしろイデアル類群と実質的には同じもの)は、イデアルの考え方が定式化されるよりも以前に、研究されたこともあった。これらの群は二次形式の理論に現れる。整数係数の同次二次形式の場合、ガウスにより最終的に形をとされたものに入れると、合成法則は同次二次形式のある同値類で定義される。当時、すでに認識されていたように、同値類は有限アーベル群である。
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