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イヌバラ : ウィキペディア日本語版
イヌバラ

イヌバラ (''Rosa canina'') はバラの一種。学名からロサ・カニーナとも呼ばれる。ヨーロッパ・北アフリカ・西アジアに自生する。
高さ1-5 mほどになる常緑低木だが、高木に絡み付いて樹冠まで伸びることもある。物によじ登るため、茎は細かく鋭い棘で覆われる。葉は羽状複葉で、5-7の小葉がある。花は直径4–6 cmで白からピンク色。花弁は5枚。秋に結実する。果実はローズヒップと呼ばれ、直径1.5–2 cmで橙赤色である。
== 栽培・利用 ==

バラの原種の一つ。接木の台木などに利用されることも多い。イギリスでは"Wild rose"といえば、この品種を指すのが一般的。夜間に匂いが強くなる性質がある〔GKZ植物図鑑 〕。土壌安定・被覆植物などの目的で用いられることもある。
多くの栽培品種がある。''Rosa canina'' 'Assisiensis'は棘のない品種である。果実にはビタミンCなどの抗酸化物質が多く含まれ、シロップジャムなどに用いられる。詳細はローズヒップを参照。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「イヌバラ」の詳細全文を読む



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