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イノシトール1,4,5-トリスリン酸 : ウィキペディア日本語版
イノシトールトリスリン酸[いのしとーるとりすりんさん]

イノシトールトリスリン酸()は、ジアシルグリセロールと共に、細胞シグナル伝達においてセカンドメッセンジャーの1つとして生体に利用されている。また、脂質メディエーターとしても使われる。
細胞膜に存在するリン脂質であるホスファチジルイノシトール4,5-ビスリン酸ホスホリパーゼCによって加水分解されると、
IP3とジアシルグリセロールが生成する。このうち、比較的脂溶性の高いジアシルグリセロールは細胞膜の中に存在するのに対し、IP3は水溶性であるため細胞質に拡散する。
== 作用 ==
IP3小胞体、または筋小胞体の膜にあるIP3受容体に結合、活性化し、カルシウムチャネルを開く。するとCa2+細胞質、または筋形質に放出される〔Ferris CD, Snyder SH. IP3 receptors. Ligand-activated calcium channels in multiple forms. Adv Second Messenger Phosphoprotein Res. 1992;26:95-107. PMID 1329896〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「イノシトールトリスリン酸」の詳細全文を読む



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