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イボタクサギ : ウィキペディア日本語版
イボタクサギ

イボタクサギ ''Clerodendrum inerme'' (L.) Gaertn. は、クサギに近縁な低木で、蔓状になる。沖縄の海岸に多い。クサギ属として記載されている事例が多いが、ヴォルカメリア属とする説もある〔 Yao-Wu Yuan, David J. Mabberley, Dorothy A. Steane, and Richard G. Olmstead. 2010. "Further disintegration and redefinition of ''Clerodendrum'' (Lamiaceae): Implications for the understanding of the evolution of an intriguing breeding strategy ". ''Taxon'' 59(1):125-133. 〕。
== 特徴 ==
常緑で半蔓性の低木〔以下、主として佐竹他(1999),p.213〕で、枝は散開して伸びて2-3mに達する〔初島(1975),p.520〕。葉は対生し、葉柄は長さ5-15mm、葉身は革質で卵状楕円形から長楕円形、長さ4-10cmで縁は滑らか。側脈は5-6対、中肋の上面に微毛があり、裏面は全体に微毛と細点がある。
花序は葉腋から出て長い柄があり、花が普通は3個ずつ生じる。萼は長さ4-5mmで5歯がある。花冠は白または紅を帯びた白で、花筒は長さ3cm、そこから5裂して平らに開き、径1-1.5cm。花筒の内側に毛がある。雄蘂は花冠から長く突き出し、紅色を帯びる。核花は倒卵形で長さ13mm。コルク室で熟すと四裂する〔北村、村田(1971),p.48〕。種子は2個。
別名にガジャンギ、コバノクサギがある〔北村、村田(1971),p.48〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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