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イミド酸[いみどさん]
イミド酸(イミドさん、imidic acid)とは有機化合物群のひとつで、一般構造式が R-C(=NR')OH と表されるもの。カルボン酸アミドの互変異性体に相当する。通常は不安定で速やかにアミドへ異性化する。エステルや酸ハロゲン化物などの誘導体には安定に取り扱えるものがある。 == 誘導体 ==
=== エステル ===
R-C(=NR')OR'' (R''≠ H) の一般構造式で表されるエステルは、イミダート (imidate) と呼ばれる。特に合成化学に現れるイミダートは ''N''-トリクロロメチルイミダートで、アルコールとトリクロロアセトニトリルから容易に得ることができる。 糖鎖やオリゴ糖を合成する人工的なグリコシル化反応において、糖のイミダート誘導体がドナーとして頻用される。 イミダートはオーバーマン転位の中間体としても現れる(下式中央)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イミド酸」の詳細全文を読む
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