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イモカタバミ : ウィキペディア日本語版
イモカタバミ

フシネハナカタバミ(節根花片喰、学名 ''Oxalis articulata'' Savigny, 1797)〔、が基本種で、独立種として扱われていたイモカタバミ(芋片喰、学名 ''Oxalis articulata'' Savigny. subsp. ''rubra'' (A. St.-Hil.) A.Lourteig, 1982〔、〔the Royal Botanic Gardens, Kew and Missouri Botanical Garden「''Oxalis articulata''」『The Plant List』 (2016年3月28日閲覧)〕)は、後にフシネハナカタバミの亜種とされた。カタバミ科カタバミ属の植物。現在は、フシネハナカタバミとイモカタバミは園芸上、まとめてイモカタバミと呼ばれている〔。
南アメリカのブラジル,ウルグアイ,パラグアイ,アルゼンチンなど広域の比較的標高の高い地域が原産である。国内では北海道から沖縄まで栽培されているが、台湾などでは腐敗しやすいとの報告もある。日本への渡来は、第二次世界大戦後に観賞用として導入されて以降、国内に広く帰化している。他にも、北アメリカ、オーストラリア、熱帯アジアなどに帰化している。導入当初は亜種のイモカタバミが来た、是は国内では殆ど不稔性であったが、後に導入されたフシネハナカタバミはたまに種子をつけ広がる。日本での分布拡大の主因は殆どが園芸利用からの逸出である。現在、イモカタバミと基本種のフシネハナカタバミは園芸上まとめてイモカタバミと呼ばれ、造園植物として流通している。
== 特徴 ==
背丈は約30cm、地下に球状の球茎があり、この球茎が串団子の様にできて株が増えるところから基本種アルティクラタはフシネハナカタバミと和名がつけられた。地上には葉と花柄だけを伸ばす。葉は三出複葉、小葉はハート形、裏面の基部に黄色い腺点がある。
1970年代頃では3月から12月まで花が絶え間なく咲いているものであったが、温暖化の影響で、昨今は夏の蒸し暑さで弱り、現在は、が主に4月から6月まで咲き、夏は弱るので半休眠し葉も枯死し地下部のみ残る。そして秋の9月からまた咲き始め、温暖な地域では12月まで咲いている。葉の間から伸び出した花柄は葉を越えて伸び、先端に数輪を散形花序につける。最盛期を迎えたイモカタバミは葉の枚数と花茎の本数が同数になる。花は紫桃色からピンク、淡いピンク、白など幅があり、花形も地域により多少異なる。昨今流通している個体群は種子をたまにつける。主な繁殖は連なっている団子状の球茎を小分けにして浅く埋めておけば増えていく。帰化した自生個体はタネで緩やかに繁殖し、地下の球茎が株別れして大きなコロニーを形成する。
同属の種のムラサキカタバミ(''Oxalis debilis'' Kunth subsp. ''corymbosa'' (DC.) O.Bolos et Vigo, 1990) に似ているが、比較すると、イモカタバミには、地下に球状の球茎を持ち、非常にゆっくりと繁殖する。イモカタバミは、花の色が濃いピンクが基本で、花筒部の奥も同色であるが紫色の筋が入る。また花粉が黄色という特徴がある。方や、ムラサキカタバミは鱗茎があり、開花後にはその鱗茎の下部に無数の木子(微細な小球根)を作り短期間で雑草化し、非常に旺盛に繁殖する。ムラサキカタバミの花色も変異はある物の、その多くはイモカタバミよりも青みを帯びたピンク色で、花筒部の奥は白く抜けており、緑の筋が入る。また、イモカタバミよりもムラサキカタバミの方が葉に艶があるなどの点で慣れれば区別しやすい。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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