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イモムシ
イモムシは、チョウやガの幼虫のうち、ケムシ以外のものである。円筒形の体に、疣足(いぼあし)を持っている。 == 語源 == イモムシは、芋虫の意で、元来はサトイモの葉につくセスジスズメやキイロスズメ、サツマイモの葉につくエビガラスズメなどの芋類の葉を食べるスズメガ科の幼虫を指す言葉である。決してイモのような風貌なのでイモムシなのではない。伝統的な日本人の食生活においてサトイモやサツマイモは穀物に次ぐ重要な主食作物であった。そのため、これらの葉を食害する巨大なスズメガ科の幼虫は、農村で農耕に携わる日本人にとって非常に印象深い昆虫であった。そのため、イモムシが毛の目立たないチョウやガの幼虫の代名詞として定着するに至ったと考えられる。よく名前の知られたイモムシには、ヨトウガ類の幼虫であるヨトウムシ、イチモンジセセリ等の幼虫でイネの害虫であるツトムシ、モンシロチョウの幼虫でキャベツ等を食害するアオムシ、シャクガ科に属するガの幼虫のシャクトリムシ等がある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イモムシ」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Caterpillar 」があります。
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