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イヨトンボ
イヨトンボ(伊予蜻蛉、学名:''Habenaria iyoensis'' Ohwi) は、ラン科ミズトンボ属の多年草。環境省レッドデータでは絶滅危惧IA。野生下では比較的短命な植物で消長が激しく、植生の遷移などにより容易に消滅する。目立たない植物のため情報に乏しく、環境省調査では現存を把握できた自生地は1箇所の数個体のみである。和名は基準標本の産地愛媛県の旧名、伊予国にちなむ。 ==特徴== 千葉県以西から台湾までの原野や、林道の法面の草間に生える。地下に卵形の球根があり、3~6枚前後の葉が地上すれすれにロゼット状に出る。花茎はロゼットの中心から上に伸び、高さ10~25cm前後。日本国内では8月から10月頃に淡緑花が10個前後咲く。側萼片は両側に開き、唇弁は三裂し中央裂片は細くまっすぐ、左右の裂片は糸状でねじれてやや広がる。開花結実後に地上部は枯死し地下の球根のみ越冬する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イヨトンボ」の詳細全文を読む
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