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イラストロジック : ウィキペディア日本語版
お絵かきロジック[おえかきろじっく]

お絵かきロジック(おえかきロジック)は、縦と横の数字をヒントに塗り潰すマス目を割り出し、そのとおりに塗り潰していくと、最終的に(または文字)が浮かび上がるタイプのペンシルパズルののぐらむイラストロジックピクロスとも呼ばれている。
==生い立ち==
お絵かきロジックは、1988年西尾徹也といしだのんの二者が独自に発案した。同時期に別々に発表したため一時期論争を起こしたが、実際は殆ど同じ時期に別々に創案したということが分かり、論争もおさまった。
西尾は、マトリクスを使用したロジックパズルのマトリクスを利用して絵を描くことを考えた。一般的なロジックパズルにおいてはマトリクスには○か×を埋めるが、この○と×を黒マスと白マスにすることを考え、ヒントの出し方を考えて現在のルールを完成させた。
いしだは1987年に、ビルの窓を利用して絵を描くという企画で入選した後、窓の絵=格子の上に絵を描くパズルを考えた。このいしだの思考の過程の一部は彼女の著書である「ののぐらむ」で見ることができる。
このように二者が独自の過程を経て偶然にも同じ形式の問題に落ち着いた。後に西尾は問題を提供している『パズラー』誌で、いしだはパズルの連載をしていた『社会新報』紙で問題を発表することになるが、偶然にも両誌の発行日は共に1988年7月2日であった。
西尾は『パズラー』誌でこのパズルを発表した際に、このパズルを読者からも募集した。これにより高い人気を得、同誌から多くの作家が生まれることになった。一方いしだの作品は、イギリスの『サンデー・テレグラフ』紙で連載されることになった際に、同紙よりNONOGRAMと命名され、これにより、NONOGRAMはイギリスで人気を得ることになる。日本においては毎日新聞の日曜版でもののぐらむと命名されて、連載されていた(2006年現在、連載終了)。
1993年世界文化社から『パズラー』別冊として単行本『お絵かきロジック vol.1』を発売し、20万部を売り上げる。これに便乗した類似本が何冊も出版されるようになるなど、お絵かきロジックの人気の火付け役となったと言われる〔「日本生まれの新パズルが人気 お絵かきロジック」『読売新聞1995年11月24日〕。なお、お絵かきロジックの名称は世界文化社の商標となっており、同名のパズル誌が刊行されている。
1994年10月には、日本文芸社が専門誌である『イラストロジック』誌を創刊し、学習研究社1995年4月になって専門誌を創刊した〔。
1995年サン電子よりゲームソフト『おーちゃんのお絵かきロジック』(『パズラー』監修)を発売、スーパーファミコンプレイステーションセガサターン等の家庭用ゲーム機で楽しめるようになった。任天堂からはピクロス(ピクチャー・クロスワード)の名を冠して同年にゲームボーイ用ソフト『マリオのピクロス』を発売、以降シリーズ化されている。''詳しくはピクロス (ゲームソフト)を参照。''
2013年10月28日よりスクウェア・エニックスピクトロジカファイナルファンタジーという名前でスマートフォン向けF2Pアプリとしてリリースした〔ピクトロジカファイナルファンタジー 〕。ピクトロジカはクエストとお絵かき(ピクトロジカ)がある。お絵かきモードでは10×10または15×15のマスが用意されており、登場するキャラクターの数だけ存在している。こちらは完成するとキャラクターの形に似た絵が現れる。クエストでは5×5マスのパズルしかなく、何かの絵が完成することはあまりない。しかし、「4種類の戦闘モード」や「どの行から解くか」が攻略のカギとなっており、素早く解く判断力も必要とされる。プレイヤーのレベルや武器、武器のレベルなどもありRPGの要素もある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「お絵かきロジック」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nonogram 」があります。



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