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イラワラプラム(Illawarra Plum、学名Podocarpus elatus)は、マキ科マキ属の常緑針葉高木。プラムパイン、ブラウンパインとも呼ばれる。オーストラリア東海岸原産で、現在でもオーストラリア東部のニューサウスウェールズ州東部とクイーンズランド州東部にのみ生育する。高さは30から36メートル、太さ1.5mにまで成長する。葉の長さは5cmから15cm(若い木なら25cmほどにもなる)、幅は6mmから18mmと細長い。果実は2cmから2.5cmほどの球形で、熟すと濃い青紫色になる。同属のイヌマキと同じく、種子は果実の中ではなく、果実の先端外側にできるのが特徴である。種子は果実の半分ほどの大きさで、直径1cmほどの球形である。 果実は松やにのにおいがあるものの甘く、食用となる。古くからアボリジニが食用とし、また現在でもジャムや調味料として使用される。また、材質もよく、建材や家具、ボート用材として使用されている〔「世界の食用植物文化図鑑」p76 バーバラ・サンティッチ、ジェフ・ブライアント著 山本紀夫監訳 柊風舎 2010年1月20日第1刷〕。観賞用として庭木にも使われ、高級郊外住宅地であるシドニー郊外のチャッツウッドなどで見かけることができる。 Image:Podocarpus elatus - juvenile.jpg|若葉 Image:Podocarpus elatus foliage and bark.JPG|幹 Image:Podocarpus elatus foliage & cones.JPG|葉と果実 Image:Podocarpus elatus bark & foliage.JPG|樹皮と葉 Image:Podocarpus elatus bark2.JPG|樹皮 Image:Podocarpus elatus two seed cones.JPG|珍しい2つの種を持つ果実 Image:Podocarpus elatus germinating.JPG|発芽 ==脚注== 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イラワラプラム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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