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イリッパの戦い[いりっぱのたたかい]
イリッパの戦い(イリッパのたたかい)は、紀元前206年に起きた第二次ポエニ戦争中のローマ軍とカルタゴ軍との会戦の一つである。この戦いでローマ軍はヒスパニアのカルタゴ勢を一掃した。 == 背景 == 前々年の紀元前208年に起こったバエクラの戦いと前年の紀元前207年に起こったメタウルスの戦いにおいて、ヒスパニアのカルタゴ勢が敗退を重ね、ヒスパニアを事実上統治していたバルカ家は事態の打開を迫られていた。そこでジスコーネが総指揮をとり、7万4千人の兵力をもって、ヒスパニアに派遣されていたローマ軍の将軍大スキピオ(以降、スキピオ)と戦うために、ヒスパニア南部のイリッパに軍を終結させた。一方、スキピオはヒスパニアのカルタゴ勢の本拠地だったカルタゴ・ノウァを発ち、4万8千の兵力をもってイリッパの平原に向かった。イリッパの平原に到着したローマ軍は、カルタゴ勢の本拠地の一つであったカディスへの退路を防ぐため、カルタゴ軍の陣地の南側へ向かい、その後に陣営地を築いた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イリッパの戦い」の詳細全文を読む
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