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イリドイド : ウィキペディア日本語版
イリドイド
イリドイド(iridoid)は、二次代謝物の一種として多種多様な植物および動物にみられ、イソプレンより生合成されるモノテルペンで、多くの場合アルカロイド生合成の中間体である。化学的にはイリドイドは通常酸素などの複素6員環と融合した5員環からなる。イリドミルメクス属 (''Iridomyrmex'') のアリで防御化学物質として合成されるイリドミルメシンにより化学構造は例証され、はじめて単離されたことからイリドイドは名付けられた。
== 生合成 ==

モノテルペンの一種であり、ゲラニル二リン酸の末端メチル基ヒドロキシル化されて8-ヒドロキシゲラニオール(位置番号の付け方の違いで10-ヒドロキシゲラニオールと呼ばれることもある)、さらにアルコール酸化されて8-オキソシトラール(10-オキソシトラール)を経て、環化反応によりイリドジアール(2-(1-ホルミルエチル)-5-メチルシクロペンタンカルバルデヒド)となってイリドイドの骨格が生合成されると考えられている。 この化合物がイリドイドの共通の生合成の中間体である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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