|
フランス > イル=ド=フランス地域圏 イル=ド=フランス地域圏(〔 イルドフラーンス〕)は、フランスの首都パリを中心とした地域圏。海には面しておらずシャンパーニュ=アルデンヌ地域圏、ブルゴーニュ地域圏、サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏、オート=ノルマンディー地域圏、ピカルディ地域圏と接する。首府はパリ。セーヌ=エ=マルヌ県、イヴリーヌ県、エソンヌ県、オー=ド=セーヌ県、セーヌ=サン=ドニ県、ヴァル=ド=マルヌ県、ヴァル=ドワーズ県に分割されている。イル=ド=フランスはフランス語で「フランスの島」という意味を持つ。 フランスの首都圏であり、その人口は東京都の人口にも迫る1200万人を数える。つまりフランス全土のおよそ2%ほどの広さ(新潟県の面積とほぼ同じ)の場所に、フランス総人口約6600万人の約18%が集中していることになる。人口ではオーストリア、ベルギー、ブルガリア、ハンガリー、ギリシャ、ポルトガル、スウェーデンの各国を超えており、イングランド、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州、バイエルン州に次いでEU内で4番目に人口の多い地域区分となっている。 1961年にパリ地域圏として作られたものが1972年に「イル=ド=フランス」に改名された。しかしフランスの人々は2000年になっても未だに旧称で呼ぶことが多い。 経済的には世界で最も裕福な地域の一つであり、GDP は 2006年の統計で5千億ユーロ(7880億ドル相当)を超え、総人口では僅かにイル=ド=フランス地域圏より多いオランダ一国を上回っている。 == 歴史 == イル=ド=フランス地域圏は10世紀のカペー朝時代から王の領有地となっていた。その範囲は王政の終わりまで変遷しており、現在と比較すると、西方と北方にはより広く、東方と南方は狭かった。パリ商人の同業組合が経済圏を形成しており、それにより地域圏の境界が画定されていた。 フランス革命後、3つの県、すなわち、セーヌ県、セーヌ=エ=オワーズ県、セーヌ=エ=マルヌ県に分割された。1965年には、3つの県はパリを含む8つの県に再編成された。セーヌ県はパリ、オー=ド=セーヌ県、セーヌ=サン=ドニ県、ヴァル=ド=マルヌ県の4つに分割、セーヌ=エ=オワーズ県はイヴリーヌ県、エソンヌ県、ヴァル=ドワーズ県に分割された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イル=ド=フランス地域圏」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|