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イロワケイルカ(色分海豚、''Cephalorhynchus commersonii'')はクジラ目ハクジラ亜目マイルカ科イロワケイルカ属(セッパリイルカ属とも)に属するイルカである。見た目の印象がジャイアントパンダに似ているため、パンダイルカとも呼ばれる。 南アメリカ南端のフエゴ島およびフォークランド諸島周辺の海域、および、インド洋南部のケルゲレン諸島周辺の海域、二つの海域に棲息する。 種小名の ''commersonii''、および、英名の Commerson's Dolphin はフランスの生物学者である en:Commerçon に由来する。 == 形態 == イロワケイルカの模様は非常に特徴的である。頭部、胸びれ、背びれ、尾びれは黒く、喉と胴の大部分は白い。黒白2色の境界は非常にはっきりしている。体型は寸詰まり気味であり、1.5m程に成長する。外見はネズミイルカに似ているが、行動(後述)は他のマイルカ科のイルカに似ている。 額はなだらかに傾斜し、口吻の前方への突出はほとんどないまた、続く胴体もずんぐりとした形状である。胸びれの形状は先端が丸まっている。また背びれはも頭側は直線的で尾側は凹型であるが、上端が丸く鎌のような形状ではない。幅広く、太い尾びれの中央には切れ込みがある。〔『恐竜博物図鑑』 191頁〕 雌雄ともに6年から9年で性成熟する。繁殖期は春から夏の間であり、妊娠期間は11-12ヶ月である。飼育下での最長飼育記録は約21年であるが、寿命はまだ正確にはわかっていない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イロワケイルカ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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