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イングランド はグレートブリテン島の中部・南部3分の2、そしてワイト島を最大とする複数の小さな島々で構成されており、北方をスコットランド、西方をウェールズに接している。イギリス本島の国々のなかで最もヨーロッパ大陸に近く、フランスからはイギリス海峡を挟んで しか離れていない。 フォークストーン近くの の英仏海峡トンネル〔〕 は、イングランドを直接ヨーロッパ大陸に繋いでおり、イギリスとフランスの国境はこのトンネルを半分までいったところにある。 イングランドの大部分はなだらかな丘陵地で構成されているが、島を東西に分けているペナイン山脈があるため、概して北部はより山がちである。北部やミッドランズにある他の山がちな地形は湖水地方、ノースヨークムーアズ国立公園、そしてピーク・ディストリクトである。地形のタイプを分けるおおよその境界はしばしばティーズ川とエクス川を結ぶ線によって表される。その線の南の方には、イースト・アングリアやフェンズを含むより平坦な陸地が広がり、山がちな地域にはコッツウォールド丘陵、チルタン丘陵、ノースそしてサウスダウンズ丘陵が含まれる。 イングランドで最も大きい天然港は中南海岸のプールにある。一部の人はこの港をオーストラリアのシドニーに次いで世界で二番目に大きい港だとしているが、このことは議論の過程にある。 ==気候== イングランドは温帯であり、年間を通して豊富な降雨がある。季節は気温の点において移り変わりがとても大きいが、気温は30 °C (86 °F)をほとんど超えず、−5 °C (23 °F)をほとんど切らない。卓越風は南西から吹き、暖かく湿った空気を定期的に、大西洋からイングランドに運んでくる。東部が最も乾燥していて南部が最も暑く、またこの地域はヨーロッパ大陸に近い。降雪は冬と早春に起こりうるが、高地から離れたところではよく起こるわけではない。 イングランドは、11月から2月にかけてのウェールズの最低気温と12月から2月にかけての北アイルランドの最高気温を超えていないことを除けば、年間を通して他の連合王国の国々の中で最高気温・最低気温がともに高い。イングランドはまた年間を通して最も晴れの日が多く、しかし他の連合王国の国々とは違い7月が最も晴れの日が多い月で、合計すると192.8時間である。 イングランドで記録された最高気温は2003年8月10日にケント州のファヴァシャムに近いブログデールで記録された38.5 °C (101.3 °F)で〔Temperature record changes hands BBC News, 30 September 2003. Retrieved 12 September 2006.〕、最低気温は1982年1月10日にシュロプシャー近郊のエジモンドで記録された−26.1 °C (−15.0 °F)である。 南西イングランドの気候はそれ以外のイングランドの地域に比べてかなり異なり且つ幾分暖かく、独自の気候を形成している。作物、花そして植物は他のイングランドや連合王国の国々よりもより早く育てられる。 イングランドは主にゾーン8に位置するが、ペナイン山脈とカンブリア山脈はより寒いゾーン7に位置し、西イングランド、アイルランド沿岸部、南海岸そしてロンドンはより暖かいゾーン9に位置している。とても小さい地域ではあるが、シリー諸島はイギリス諸島の中で最も暖かい10気候区(亜熱帯に近い)に位置している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イングランドの地理」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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